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シリコーンゴムは、一般のゴムと比較して低温でも抜群の性能があります。他の有機物質では耐えられないような低温の状況下でも、本来の性質を維持できます。
シリコーンオイルやシリコーンゴムの素材でも同様であり、シリコーンの基本構造である、原子の配列によるものです。
シリコーンゴムの限界温度は、一般的に-40℃?-55℃であり、-100℃まで耐えられるシリコーンゴムも製造可能です。-70℃位の素材は有機系でも製造可能ですが、シリコーンゴムの持つ耐熱性、耐寒性の両面の特性は困難です。
-100℃で耐えられる製品は、ドライアイスは-78.9℃なので、ドライアイス専用の冷蔵庫のドアのパッキンには、シリコーンゴムは最適です。
一般の有機系ゴムは、-30℃?-40℃で硬くなってしまい、隙間が出来てしまい、役に立ちません。また、隣に高温になるモーターなどがあると、耐寒性と耐熱性の両立が必要不可欠です。シリコーンゴムは、こうした分野でその素材の性能を発揮します。
代表的な例として自動車があります。
エンジンの周辺の部材は高熱、寒冷地での使用に耐えられなければなりません。シリコーンゴムはそのメインの素材のひとつとして活躍しています。