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加硫・架橋は、共に同様の意味を持ち、原料ゴムに弾性や強度を持たせる為の分子間での化学結合をつくる作業を言います。
主に、硫黄や過酸化物などで構成される加硫剤、架橋剤と呼ばれる配合剤をゴムコンパウンドに混ぜ合わせて、成型機を用いて硬化させるものです。ゴムの分子同士を結合させるための橋渡しをする行為から、そう呼ばれていると言われています。
加硫方法には大きく分けて、2種あり熱硬化型と常温加硫型に分別できます。
液状シリコーンは、付加反応を利用した熱硬化型と室温の湿気などと反応し硬化する縮合型があり、用途により使いわけます。
ミラブルシリコーン(粘土状)は、熱硬化型のみですが、液状シリコーン(水飴状)の加硫にも用いる付加反応型の熱硬化加硫と過酸化物を加硫剤とした過酸化物加硫の熱硬化型があります。
それぞれ用途、コストに見合わせて使い分けられます。ミラブルシリコーンは、主に金型が必要な製法で、液状シリコーンは、金型レスでも製造可能な製法になります。